2022年4月26日放送「news every.」で寺子屋子ども食堂の学習支援の様子や島村理事長のインタビューが放映されました。
東京・北区にある「寺子屋子ども食堂」で、小学生に勉強を教えていたのは、現役医大生らをはじめとした地域のボランティアです。 ――お兄さん、お姉さんに教えてもらうのは? 「うれしいです」 「だって答えおしえてくれるんだもん」 施設を利用する子供たちについて、寺子屋子ども食堂の島村勝巳理事長は「ほとんどがシングルマザーの子です。経済的に楽じゃない家庭の子が来ている」と話しました。塾に通えないという子供たちに向け、週1回から2回のペースで寺子屋を開いています。 保護者 「すごくいいと思います。子供すごく喜んで勉強できてるし。楽しいよね?」 子供 「うん、楽しいよ」 勉強の時間が終わると、子供たちに弁当を無料で配布しました。 「はい、どうぞ」 スタッフが取材した日は、魚のフライをはじめとした、品数の多い弁当でした。 食材費は、地元商店街の協力で安く抑えられているといいますが、じわじわと上昇する物価が、こども食堂の運営に影響しはじめているというのです。 島村理事長 「物価上がって食材も(価格が)上がりそうだから、少し引き締めてやらなきゃいけないと思います」 ◇ こうした中、26日、政府が決定した緊急経済対策。ガソリン・原油価格の高騰への対策として、元売り会社への補助金の上限引き上げや、中小企業の賃上げに向けた施策、さらに、生活に困窮する人への支援を強化するとして、低所得の子育て世帯に対し、子ども1人あたり5万円を支給するほか、こども食堂など、困窮者支援に取り組むNPO等への支援も含まれる見通しです。 当事者は、どう受け止めたのでしょうか? 寺子屋子ども食堂 島村勝巳理事長 「やっと支援してもらえるかと思いますが、できるだけ恒常的な予算で、継続してやってもらえるとありがたい」 一時的なものではなく、支援を継続して行ってほしいと訴えています。